ファクタリングとは何?簡単でわかりやすく解説します。
町工場の経営者の方におすすめしたい資金調達方法の1つにファクタリングがあります。
今回は、そんなファクタリングについて簡単でわかりやすく(そうであれば良いのですが)解説させていただきます。
ファクタリングとは
ファクタリングとは売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうことで資金調達をする方法のことです。
売掛債権とは売掛金や受取手形のことです。 釈迦に説法かもしれませんので恐縮ですが、売上がすでにあがっているのにまだ現金が入金されていない資産のことを売掛金と言います。
売掛金が多額にあるせいで、お金が不足している町工場は多いと思います(私の父は町工場を経営していたのでよく分かります)。そんな売掛金を逆手に取って資金調達をすることができるのがファクタリングの良い点です。
どのようなメリットがあるか
ファクタリングのメリットを簡単にお伝えします。大きく分けて3点あります。
まず1点目です。
ファクタリングは貸借対照表上、負債には計上されません。
あくまで売掛金が減少して現金が増えるので、貸借対照表上の流動資産の内容が変わるだけです(ちょっと難しかったですかね・・・)。
つまり、負債額は何も増えないという点もファクタリングの良い点です。どのような時に有利かというと、銀行からの融資を取り付ける場合や新規取引先から決算書を要求された時です。
負債が多すぎると銀行も新規取引先も「この会社と取引して大丈夫だろうか?」と思いますが、ファクタリングで資金調達した場合は負債が増えないのでその点はあまり問題ないと言えるでしょう。
次に2点目のメリットは、資金調達までの期間が短くて済むという点です。
銀行融資は申し込みから融資の実行まで早くても約2週間の時間が必要になります。ファクタリングは早ければ即日入金も可能です。どうしても急な資金の必要性に迫られた場合は、ファクタリングの利用を検討しても良いかと思います。
最後に3点目は自社の決算内容は関係ない点です。ファクタリングを利用する際、ファクタリング会社が気にするのはあくまで売掛債権先の企業の業績です。自社の決算内容が非常に悪かったとしても、そこは論点にあまりなりません。
いままでメリットばかりお伝えしてきました。分かりやすく簡単に説明したつもりでしたが、ご不明点は無かったでしょうか・・・(ちょっとむずかしかったかも・・・)。
デメリットは手数料の高さ
デメリットを挙げるとすれば、やはり手数料の高さかと思います。売掛債権先の企業の業績によって5~25%程度の範囲で手数料が決まります。
また、自社・売掛金先企業・ファクタリング会社の3社間での取引となった場合はファクタリングを利用する情報が売掛金先企業にも筒抜けになってしまいます。
ただし、3社間での取引ではなく自社とファクタリング会社の2社間での取引をしているファクタリング会社もあります。
まずは、無料でどのファクタリング会社が合っているのか診断されることをオススメしています。ご興味がある経営者の方はこちら(10秒カンタン事業資金調達するなら資金調達プロ)より無料診断されてみるのも良いでしょう。
ファクタリングについて分かりやすく簡単にご説明したつもりでしたが、何か不明な点があればコメントなどいただければ幸いです。