ファクタリングはバランスシートにどのような影響を与えるの?
中小企業の経営者です。記事をご覧頂きましてありがとうございます。
中小企業の経営をしていると、資金繰りに非常に苦労をすることばかりですよね。
私はそんな方のために、有益な情報を発信させていただいております。今回はファクタリングがバランスシートにどのような影響を与えるかお伝えします。
経営者を悩ませる資金繰りですが、毎月安定的に売掛金がある場合はやはり、資金繰りが厳しい局面もある一方で、その売掛金があるからこそ資金調達が出来たりもします。
売掛債権を買い取ってもらうサービスであるファクタリングというものです。ファクタリングを利用すれば、実は借り入れをすることなく資金調達が出来ます。そんなファクタリングですが、実際に利用する際に心配されていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
新規取引先が決算書を見せて欲しいと言ってくるような場合、やはり決算書の見栄えを良くしたいもの。ファクタリングがバランスシートに悪影響を及ぼすのであれば、資金繰りが厳しい時にファクタリングの利用は見送ってしまいますよね。
実は、ファクタリングを利用したとしてもバランスシートへ悪影響を与えることはありません。なぜなら、そもそもの売掛金は流動資産に計上されており、その売掛金を現金化するだけだからです。特に負債に「ファクタリング」などの項目が計上されることはありません。
そのため、バランスシートへの影響はないと考えて良いのです。ただし、来月末に入金される売掛金をすぐに資金化するということなので、来月末に入金された売掛金はファクタリング会社のものになることをご注意下さい。
ファクタリングは非常にパワフルな仕組みで、資金ショートが起きる寸前などに力を発揮します。利用が多い業種としては、材料などを仕入れる製造業や代金が後に入金になる建設業などが多いようです。
「ファクタリングってなんか怪しいのではないか?」と思われるかもしれませんが、経済産業省が以下の様文章を公表しています。
「売掛債権を活用した資金調達が正当な資金調達手段であることの周知徹底が必要」
出典:http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/h19pdf/20073801.pdf
このようなファクタリング。バランスシートにも悪影響はありませんし、経済産業省のお墨付きまでもらっています。資金調達に困ってしまったらご活用いただければと思います。ご興味がある方はご検討していただければ幸いです。