ファクタリングの方法は?分かりやすく解説してみた
「ファクタリングは聞いたことはあるが、実際に利用したことがない」という方々へ、ファクタリングの利用方法をお話します(こちらでは支払保証サービスや回収代行サービスを利用した場合についてご紹介します)。
ファクタリングの申し込み方法
最近ではネット系ファクタリング会社もありますが、主要取引金融機関のグループ会社にファクタリング会社があるのであれば、銀行担当者から紹介してもらう方が手っ取り早いかもしれません。
なぜなら、金融機関全般に言えることですが、初回取引の開始には多大な時間や書類の提出が必要となるからです。その点企業の財務情報を有している金融機関のグループであれは、情報を共有することでサービス利用までの時間を短縮することが可能です。
ファクタリングの与信審査について
企業の基本情報を提出した後は、実際にサービス利用対象となる販売先のリストアップです。こちらのリストアップは幅広く挙げた方が良いです。
なぜなら、当該販売先の財務情報を正確に把握している債権者は少なく、金融機関の判断を仰ぐ方が間違いないからです。『昔から取引のある販売先が、実は財務状態が芳しくなかった』という理由で支払保証の対象にならないかもしれませんので、幅広いリストアップをおすすめします。
申し込みから与信審査完了まで、1週間から数日で済むケースもあります。
ファクタリング実行
企業の債権を売買して資金化を実行してもらいます。それぞれに販売先にかかる割引料が相殺された資金が入金されることになります。販売先によっては数ヵ月先での入金サイトを指定してくる企業もありますので、早期の資金化実現は企業の運転資金負担削減に寄与します。
入金
毎月決まった日にファクタリング会社から一括して入金が行われます。回収代行サービスでは、毎月数百社や千社を超える販売先からの入金管理を迫られている企業が利用しているケースが多いですが、それらの企業は管理負担の大幅な削減を実現しています。
事務フローを含めて、ファクタリングの利用方法について大まかにご説明させていただきました。少しでも興味を持たれたのであれば、一度銀行担当者に相談してみてはいかがでしょうか。
ファクタリングの申し込みの仕方はとても簡単?
ファクタリングの申し込みをしようとする場合には、まずは専門のファクタリング業者が存在していますので、そこにコンタクトをとるところからはじまります。
ファクタリングの申し込み相手について
こうした業者としては、銀行、貸金業者、リース会社などのさまざまな系列があり、それぞれサービスの内容が異なっている場合もあります。
業者をいくつか比較して、適当なところに直接コンタクトをとるのもよいですし、現在では複数の業者に一括して相談内容を送信できるようになっているインターネット上の専門サイトなどもありますので、そうしたものを利用してみてもよいでしょう。
コンタクトをとる方法としては、すでにネット上に専用フォームがもうけられている場合もありますし、電話やメール、ファクシミリなどといった、従来の方法でも受け付けています。
申し込みは所定の書類を提出
ファクタリングを申し込みたい業者がきまったら、所定の申込書を提出することになりますが、このあとには審査が控えていますので、ある程度の参考となる書類を準備しておかなければなりません。
提出書類としては、たとえば法人登記簿や定款、決算書、確定申告書の写し、ファクタリングに利用しようとする売掛債権の詳細などといったものが挙げられます。こうしたものを揃えた上での申し込みですので、書類の取り寄せそのものにも若干の時間がかかることは想定しておかなければなりません。
銀行融資と比較して申し込みからスピーディー
ファクタリングの場合、銀行のような信用に応じた融資ではなく、あくまでも売掛債権という将来的に現金となる確実性が高いものがあった上で、これを業者に譲渡することで早期に現金を得るためのしくみですので、審査そのものは、銀行融資にくらべると格段にスピーディーであり、また基準も柔軟性が高いといわれています。
したがって、申し込みの手続きが済めば、すぐに業者側でも審査に入り、実際にファクタリングの契約を締結できるかどうかが通知されます。
なお、正式契約にあたっても、別に法人の印鑑証明などの書類が必要となります。